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Gallery

LondonのAlbemarle Streetには、Gallery が数多く並んでいる。
世界的に有名なBond Streetも近いとあって、ビジネスマンや観光客でにぎわう界隈である。

今年の7月、ロンドンを訪れたことがあったが、その際、ホテルの並びにある "Gallery JM London" で 生まれて初めて絵という物を2つ買った。
ハガキ大の分厚い木片に油彩で描かれた小さな絵。
一つはピアノを弾く少女、
もう一つは戦争に行く少年兵の絵だった。
描いたのはロシア生まれの画家だったが、名前は覚えていない。

それはともかく、画廊の中で目を凝らして絵を眺め、女店員の説明を聞く。彼女に恐る恐る値段を尋ね、相当興奮した気分をおさえながら、油絵というものの質感や陰影にわたしは深い感動を覚えたのを記憶している。

その後、Galleryからは展示の案内が毎月送られてくる。月に2度ということもある。
Contemporary Art の Gallery をやってみたいというのが夢、ということで、デザイン、装丁、印刷など、申し分ないほど質の良いパンフレットを見るのが非常に楽しみになっている。

1週間前だったか、12月の展示案内が届いた。
" Sea and Hill and Wood "というタイトルの展示だそうだが、John Caple という画家がイギリスの自然や古い農家、農夫などをあたらしいセンスで数多く描いている。
試しにe_mailで値段表を依頼してみたら、驚いた事に展示を前に既にほとんど予約済みになったと詫び状が届いた。
" どうしてかしら?"
" きっとクリスマスが近いからじゃないの。プレゼントとか‥‥ "

絵はやはり見て買いたい。買う程お金があるわけではないが、小さなものならなんとか買えるかもしれない。
世界に一つ、というところがやはり素晴らしい。それに、説明するとなると難しいが、写真とはまったく違う魅力があるからだろう。

* 興味のある方はこちらにアクセスしてみてください。
  " JM LONDON ”   http://www.jmlondon.com

   

今日の暦
日の出 6.24 日の入 16.30 月の出 15.06  月の入 4.27 月齢 13.2

2007 11. 23


木枯らし一号

夕方の6時頃、ベランダに出たら、ビュービューと唸るような音が聞こえた。
夜のテレビでは、
” 今日、関東地方に木枯らし一号が吹きました。夕方6時過ぎには渋谷で風速‥‥の風が吹き‥‥ ”
予報官によれば、これは例年より早いそうです。

   

今日の暦
日の出 6.19 日の入 16.33 月の出 12.34  月の入 23.45 月齢 8.2

2007 11. 18


郵便局

今日は新しい郵便局で、はじめて切手を買った。
郵政民営化がスタートしたのは10月1日。民営化したのだからなにかいい切手が手に入るだろうと期待していたが、残念ながら以前と何の変わりもなかった。

カウンターで切手の一覧表を見ていたら、普通切手は鳥の図柄が非常に多いのに気がついた。なぜだろう? それはともかく、今日は定形外用の切手を買っていこう、と8種の切手を買ってきた。

80円 ヤマセミ 
110円 コチドリ
120円 モズ
130円 ウソ
140円 イカル
160円 カケス
200円 埴輪
270円 カワラナデシコ

それぞれ5枚ずつ購入。(120円切手のみ10枚)
切手って意外に高いんですね。合計6,000円以上かかりました。
すてきなデザインの切手が発売されるのは、いつ頃になるでしょうか。
その日を楽しみに待っています。

   

※ いよいよ野鳥の季節がやってきました。えさ場もにぎわっています。
  今日はどんより曇り空、いつもよりずっと沢山の鳥が来て、
  えさがどんどん減っていき、午後はスーパーへ買い足しに。
  寒いのに水浴びしてる鳥もいて、
  窓の外を見るのが楽しい季節になりました。

   

今日の暦
日の出 6.07 日の入 16.42 月の出 2.31  月の入 14.36 月齢 25.9

2007 11. 6


知る権利とは?

少年犯罪の供述調書の秘密漏示事件が報道されたのは、数ヶ月前の事だったと思う。
この事件に関して奈良地検は調書を漏らした鑑定医のみを立件し、著者は立件されなかった。

事件が報道された当初から、わたしはその成り行きにとても興味を持っていた。
ジャーナリストが常に言う、「知る権利」、あるいは「報道の自由」という言葉、そして出版された著書の題名「僕はパパを殺すことに決めた」がなんとも悲しく心の奥に残っていたからである。

事件はどんなものでも残虐である。それを素材として書物を書くのも自由だろう。ただ、法を犯してでも資料を集めるということは許される事ではない。
増えすぎる少年犯罪の実態を知らせ、少しでも犯罪を減らしたい、という著者の言葉だったが、それに反して出版された著書のタイトルはあまりにも軽々しい、と憤りを感ぜずにはいられなかったのである。

これまでわたしは、自分のWebsiteで社会の問題を書くのを避けてきた。怒りを感じても、常に意図して書くことをしなかった。なぜかと言えば、書く事そのものはいいとして、後味の悪さに我慢できないだろうと思っていたからである。
事実、後味は最悪である。しかし、この事件に関してはどうしても自分の意見をはっきり述べたかった。

”書物というものは、著者の深い心の表れであって欲しい。”
と切に願うばかりである。

   

※ 今週末はさわやかな秋日和で、昨日は花屋で花を買い、その後近くの公園を散歩。
  日曜日の今日は少し車を走らせ、目黒不動尊へ。
  不動明王の怖い顔が威厳に満ち、おもしろかった。
  桜の葉は色づいていたが、本格的な紅葉はもう少し先のようです。

   

今日の暦
日の出 6.05 日の入 16.44 月の出 0.34  月の入 13.50 月齢 23.9

2007 11. 4


ケヤキの木

紅葉の季節が始まり、家の近くにある大きなケヤキの木も色づく頃。
ところが先日、大掛かりな剪定で太い枝がばさばさ切られ、葉はすべてと言っていいほどなくなってしまった。なんとも悲しい出来事である。

近くにいる野鳥はこのケヤキの木が大好きで、
早朝はメジロが鳴き、
あたりが明るくなる頃にはスズメ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワラヒワなどの合唱がはじまる。
家にえさを食べにくる鳥もこの木をねぐらにしているらしい。

木は育つまでに年月を要する。だが、切るのは一瞬と言っていいほどの作業で終わる。
地球温暖化が危機的状態になっている現在、樹木伐採はなんとかならないものだろうか。
屋上あるいは壁面の緑化が推奨されているはずなのに、既にある緑の保存がなぜできないのか、なんとも腹立たしく思えて仕方ない。

寒い冬を耐え、暖かくなる春には芽を出し、そして明るい新緑の季節をむかえる。
夏には暑さしのぎの日陰をつくり、秋には色づいてわたしたちの目を楽しませてくれる。
樹木のこういった四季の変化は実に素晴らしい。

地球の上でいっしょに生きるものとして、私たちは真剣に自然のことを考えるべきだろう。

   

※ 今日のリハビリ
  リハビリ室6周(約200メートル)、ダッシュ5往復(1往復 約30メートル)
  でした。 明日も頑張ります…

   

今日の暦
日の出 5.56 日の入 16.54 月の出 16.03  月の入 4.25 月齢 13.9

2007 10. 25


15m走った日

やった、やった、ついにやった!

”走ってみましょうか、、”とリハビリの先生の声。
(え〜〜できるかな、そんなこと。不安だな、、)
”2周してみて。”
”それ、走ってる?”
”じゃあ、ダッシュ! 足を思い切り前に踏み出して、ダッシュ!”
”最後の良かったじゃないの。”

嬉しかったです。
5年も6年も、もしかしたらそれよりも前から走るなどした事がなかった。
リハビリ室の板の間で裸足のままの15メートル走。たった3回の往復だったが、その爽快さは言葉にならないものだった。

3年通った病院が閉院し、紹介先の総合病院に通い始めたのは7月の半ばだった。
家から歩いて数分のところにあるこの病院のリハビリは、前の病院とはやりかたが相当違っていて、当初は戸惑いも多く不安を抱えながらの通院だった。
それから3ヶ月経た今はそれも薄れ、徐々にからだが変わってゆく楽しみさえ感じるようになった。

1年半前の厚生省の規定改正により、最長150日と制限された整形外科のリハビリ。
わたしのリハビリも今年の12月で終了となる。気分に焦りはあるが、ぐっとこらえて残り2ヶ月を頑張りたいと思っている。

今夜の月は13夜。
久しぶりに興奮した一日を振り返り、月はひときわ輝いて見えた。

   

今日の暦
日の出 5.54 日の入 16.57 月の出 15.03  月の入 2.02 月齢 11.9

2007 10. 23


ひと足お先に‥‥

来年の干支は ‘ねずみ’。

今年も余すところ2ヶ月半となった今日の朝、ベランダでねずみを発見。1週間前からなにやら得体の知れない物が見え隠れすると思っていたが、その正体がついに判明した。

わたしの気配を感ずると、冷暖房の室外機やダリアが咲いている大きな植木鉢の奥にすばやく逃げ込むのである。
衛生や清潔を大事にしている人にはぎょっとする話だが、そういったことにはそれほどこだわらない自分でさえ、だんだん気味が悪くなってきた。

ねずみと言えば怖い病気も持っている。
わたしの幼少の頃は、ねずみ退治は生活の一部だった時代で、油揚げをえさにネズミを捕獲し保健所に持って行ったりした。

インターネットで調べてみたが、家のネズミはクマネズミではなかろうか。
ねずみ対策、どうしたらいいでしょうか。

   

今日の暦
日の出 5.42 日の入 17.15 月の出 3.39  月の入 16.09 月齢 27.6

2007 10. 9


秋の始まり、荒れ模様

9月半ばというのに、この数日は真夏の暑さが続いている。
暑さに加え、強い風が吹く。
南から、かと思えば西から、はたまた東からと方向の定まらない風に悩まされる毎日である。

今年になってさらに高く伸びたカツラの木は、朝から晩まで大きく揺れ、葉っぱは紅葉の季節を前にして既にかさかさに乾燥し、散らないのがやっとという有様である。
いつまでも続く暑さと強風に、そのうち東京は不毛の地になってしまうのでは、と深刻に考えるようになって来た。

10日前の台風9号では花木が道路上に倒れ、急遽「暖壇」さんに来てもらうはめに。根が弱っているということで、思い切って切ることにした。
切った後の花壇は殺風景そのもの。なんとも悲しい光景に耐えきれず、翌日にはさっそく園芸店で『
パープルファウンテングラス』という紫色のすすきと秋明菊を買ったのだった。
それから1週間。強い風はおさまらず、すすきも鉢ごと道に倒れる始末で、この秋の荒れた天候にお手上げの日々である。

安倍首相が辞任表明したのは、1週間ほど前のこと。
今は次期総裁選の真っただ中だが、福田さんと麻生さんの一騎打ちとなり政界も荒れ模様になっている。

お彼岸も近い。涼やかな秋もそれほど先ではないだろう。

   

今日の暦
日の出 5.24 日の入 17.47 月の出 10.38  月の入 20.21 月齢 5.6

2007 9. 17


台風

9月は台風のシーズン。

日本の南海上には台風9号があり、明日あたり関東は風雨が強まるという予想。
そのためか、きょうの蒸し暑さは並ではなかった。猛暑だった今年の夏でも、これほど蒸した日はなかったように思う。

蒸し暑さは眠気を誘う。午後は花屋へと思っていたが、雨がふったり日が差したりで、外出は諦めて1時間もぐっすり昼寝となった。

さわやかな秋風の吹くのが
待ち遠しい。

   

今日の暦
日の出 5.15 日の入 18.04 月の出 23.24  月の入 13.58 月齢 23.2

2007 9. 5


初めての・・・

毎日毎日、本当に暑い日が続く。

やり切れなさの表れか、娘がデジタルカメラなぞ買ってきた。手のひらサイズの小さなものだか、これがなんとものすごい。
家族の誰も買おうと思った事のない物だっただけに、それを見た主人のショックは相当なもので、さっそく天体観測用の望遠レンズにくっつけて試しに鳥を撮ったらしい。わたしはその時昼寝をしていたが、目を覚ましたらなんとびっくりするような写真が撮れていた。

デジカメというのは本当にすごい。写真屋に行かなくてもWebが更新できる。出来上がりの質はともかく、作業工程の早さに衝撃をうけた真夏の一日だった。

ピーちゃん、ちょっとはにかみ、かわいいですね。
この鳥は今年生まれた幼鳥で、推定年齢2ヶ月のシジュウカラです。
猛暑に負けず、がんばっています。冷房などない自然の中で懸命に生きている、そのたくましさは、尊敬としか言いようのないほど驚異的なものだと思います。

   

今日の暦
日の出 5.02 日の入 18.27 月の出 10.50  月の入 21.15 月齢 6.2

2007 8. 19


立秋すぎて

きのうは立秋だった。

秋近しなどは暦の上だけで、お昼のニュースによれば、今日東京は今夏最高の35℃になるそうだ。
予想を聞くだけで気分もからだもぐったりする。大きく育ったカツラの木や花壇のことも心配で心配で、、、
カツラはあまりの日差しの強さに、葉が痛んで早くもすこしずつ落ち始めた。夕方になると木の根元にたっぷり水をあげている。

夏の水まきは子供の頃から手伝いでやらされていたので、少々体が疲れていても苦にならない。
手や腕、首などに水がちょっとかかるだけで、本当に気持ちいいものです。

皆さんも夏には家の前の道路に水をまきませんか。
屋上庭園、壁緑化に助成金がでるという話を耳にしました。それもいいとは思うけど、水まきは手軽でもっと楽しいです。

   

今日の暦
日の出 4.55 日の入 18.38 月の出 0.29  月の入 16.04 月齢 25.6

2007 8. 9


お悔やみ

長年の友人が亡くなった。

彼女は、わたしやずっと前に飼っていた犬のFalconに何かあると、家に来てよくお世話してくださった。
「私って、家族やいろんな方のお世話を一杯してきたのに、自分が病いに冒されるなんて‥‥」と語ってくれた時の、悔しそうな表情を思い出す。

ご冥福をお祈りいたします。

   

今日の暦
日の出 4.37 日の入 18.57 月の出 7.08  月の入 20.47 月齢 2.6

2007 7. 17


Roma - " Photo Express " 更新

うっとうしいお天気がつづいています。
梅雨明けが待ち遠しい、、、

   

今日の暦
日の出 4.35 日の入 18.58 月の出 2.38  月の入 18.12 月齢 28.0

2007 7. 13


梅雨なのに‥‥

毎日かんかん照りの、暑い日がつづく。
梅雨なのに雨はちっとも降らなくて、、、、

天気予報では明日は雨になるらしく、
花や木々にはうれしい知らせ。

"Letter" 更新の時には、いつも『今日の暦』を載せているが、
この1週間は日の出がずっと4時25分から変わらない。これには訳があるらしいが、天文学が苦手なわたしには、とても不思議に思えてならない。
この頃は、朝陽は思いっきり東から出、夕日は思いっきり北に近い西に沈む、ということだけは、はっきり目で見て分かるのだが、、、

明日は夏至です。

   

今日の暦
日の出 4.25 日の入 19.00 月の出 10.24  月の入 23.11 月齢 6.0

2007 6. 21


閉院

腰のリハビリで、3年通った病院が閉院することになった。
病院がなくなる事を閉院というらしいが、それを知ったのは4月初めの診察の日だった。

その日の午後、いつものように予約の時間に病院へ行くと、玄関ドアにこんな掲示があった。
「当院は平成20年3月をもって閉院します。それまでの間、各科順次診察を終了します」

”病院が無くなるなんて事、あるの?”と目を疑うような突然の掲示。まだ治っていないのに、これからどうなるのだろう・・・、と驚きと不安で一杯になった。
整形外科は5月末で診察がなくなる事が決まっていて、
担当医からは希望の病院への紹介状をもらったが、「ここと同じようなリハビリをやっているところは、他にはありません」という言葉も付け加えられた。

閉院は建物の老朽化によるものらしいという噂だったが、明確な理由が記された掲示はどこにもなかったのは、実に不可解であった。

昨年4月の診療報酬改正で、わたしのリハビリは開始してから5ヶ月以上経っていたことから、保険診療から外された。自費診療がなされるか否か、その時点では病院側の態度がはっきりせず、しばらく不安を抱えた日々がつづいた。
それから1年、今回は閉院という決定的な打撃を受け、
”医療とは・・・?”
と深刻に考え、悩んでいる最中である。

   

今日の暦
日の出 4.25 日の入 19.00 月の出 8.21  月の入 22.21 月齢 4.0

2007 6. 19


真夏日

青い空に白い雲、そして30度を越す暑さと、きのうの梅雨入りがうそのような一日だった。

暇な身を特権と感じ、朝からカメラ三昧。
空の青さと様々な形をした真っ白な雲の、なんと魅力的だったこと。まるで南洋の小さな島にでも行ったような気分だった。
窓をあけ、風に吹かれてうとうと昼寝、となりたいところだったが、残念ながらここは東京。クーラーをかけて暑さをしのぐのが精一杯だった。

気候がめまぐるしく変わるこの頃、やはり地球には良からぬ変化が起きているのは確かなようで、体も気分もそれに付いていくのが難しくなってきた。

いよいよ夏か、というのはちょっと早いが、八ヶ岳高原にあるホテルのダイレクトメールにもぐぐっと惹かれ、さっそく予約?なんて気分にもなった。
そういえばついこの間までは、八ヶ岳、まだ雪が残っているかもしれない、なんて思っていたが・・・

しばらく梅雨の晴れ間がつづくとか。
花壇の水やりに手がかかりそう‥‥ ( 気が重いです )

   

今日の暦
日の出 4.25 日の入 18.58 月の出 3.52  月の入 19.27 月齢 29.3

2007 6. 15


梅雨入り

この数日、夏のような暑さが続いていたが、今日は朝から曇り空。
時折にわか雨が降ったりしたが、夕方から本格的な雨になり、気象庁から関東地方も梅雨入りしたと発表があった。

例年よりかなり遅れた梅雨入りだそうです。
冷蔵庫を整理して、食中毒などに気をつけましょう。

   

今日の暦
日の出 4.25 日の入 18.58 月の出 2.57  月の入 18.19 月齢 28.3

2007 6. 14


Photo Diary - 50mm F1.4 更新

初夏というより、この数日は夏になったようだ。
今年初めてクーラーを入れた日もあった。
いよいよ夏の暑さ対策を考えないと、、、
わたしには花の水やりが一番頭を悩ますところです。

日の出は4時半になり、9時頃には太陽はすでに頭の上。すこし道路に立ってるだけで、
くらくらするようになりました。

夏はどんどん近づいてます。

   

今日の暦
日の出 4.29 日の入 18.48 月の出 14.28  月の入 1.31 月齢 10.3

2007 5. 27


巣立ち

五月晴れがつづく中、
5/13 シジュウカラ、5/14 スズメ、5/17 カワラヒワ
と、庭に続々幼鳥が来るようになった。

どれも親鳥より色が薄く、柔らかい産毛をもっている。
風が吹くとふんわりした毛はひらひらっとゆれる。親にぴったり身を寄せて、えさをねだる声は凄まじい。
びーびー、じーじー、ちーちー、、、

観察歴3年目を迎えた私には、鳴き声でどの鳥のひなか、はっきりわかる。
観察1年目のカワラヒワは他の鳥と違い、不思議に静かな鳴き声をしている。その鳴き声は親とひなとの区別がつきにくく、ひなの毛の柔らかさだけが目安になる。

昨夕はシジュウカラがたくさんやってきて、耳をふさぎたくなるほどの騒々しさだった。
一羽の親鳥(お母さん?それとも、お父さん?)に5羽の幼鳥。
わたしがあげているえさはひまわりの種だが、殻をつついて中から身を出すには、結構時間がかかる。その間、5羽のひなは「ねだりの大合唱」。
”静かにーー。少し待ちなさい。もうすぐえさ、もらえるから、、”と独り言をいいながら、もう楽しくって、目や首がおかしくなるほど見てしまった。(観察は体をねじったり、膝を曲げたり首をのばしたりで、本当に疲れます)

昼下がり、大きな翼を広げ、西から北へ白鷺が舞う。
白鷺を見るのは今年2度目だ。多摩川あたりから飛んでくるのだろうか。
夕暮れ時、鋭い声を出しながら、矢のように飛び去っていくツバメ。

初夏は、こんな風にして、一日が素敵に過ぎてゆくのです。

 

※ 待ちに待った漫画「とりぱん3」
  きのう発売されました。
  表紙は、わたしがひいきにしている”ヒヨドリ”です。(嬉しいなー)
  すばらしくきれいに描いてもらって、ヒヨドリは幸せです。
  書店、のぞいてみてください。

   

今日の暦
日の出 4.30 日の入 18.46 月の出 11.37  月の入 0.21 月齢 7.3

2007 5. 24


狂い咲き

今年の4月は寒かった。

家の壁に這い上がっているクレマチス・アーマンディが、風に吹かれて見え隠れしているのに気がついたのは、2週間程前のことだった。

クレマチス・アーマンディは、今年もいつもの年と同様に、3月中旬満開になり、月末には順々に散っていった。花が散った後は、蔓状の新芽が伸びてきていたので、今年2度目の花を見た時は驚いた。

これは、所謂”狂い咲き”というものだろう。”狂い咲き”にはなにか人を興奮させるものがある。毎日暇があれば外に出て、家の壁を見上げては、白の清楚な花を眺めている。

5月は芍薬のシーズンだが、我が家でも西洋種の芍薬(ピオニー・オブ・ビューティ)が大きな花をもった。たった2輪だが、花壇の品格がぐっと上がったようにわたしには見える。育てている者の心理というのは、きっとこういうものなのだろう。

一枚ぐらいはいい写真が撮れないかと、芍薬の前でカメラを構えるが、撮ろうとおもうと風が吹き、細い茎に大きな花の写真は風に悩まされるのが常である。

連休明けで、わたしの腰も疲れ気味。
昨日は2時間も昼寝した。夜も早々に寝床へ。
早く日常を取り戻したいですね。       

 

今日の暦
日の出 4.43 日の入 18.33 月の出 23.59  月の入 8.46 月齢 20.6

2007 5. 8


命日

5月5日『こどもの日』は、母の命日だった。
田舎に帰り、お墓参りをしたかったが、腰が治らず今年もそれを断念。
代わりにどこか浄土宗の寺でお線香を、と文京区千駄木にある瑞泰寺という寺に行くことにした。

地図をたよりに初めて来た寺だったが、左右の門柱には象がのっている珍しいお寺だった。数軒となりにある花屋で供え花を、向かいにある日用品店で線香を買い、無事お参りを済ませた。

下町というのは、ちょっと通りを見通せばなにかしら欲しいものが手に入り、その便利さは実にありがたい。

9連休の人もいた今年のゴールデンウィーク。
連日、初夏のような天気が続き、周囲の緑は目にまぶしいほど輝いた。
今日は朝から雨が降り、
木も花も、そして人もほっと一息の連休最終日だった。

 

※ 今日は「立夏」。
  
夏が来るのも近いですね、、、

 

今日の暦
日の出 4.45 日の入 18.31 月の出 22.27  月の入 6.47 月齢 18.6

2007 5. 6


Photo Diary - 春 更新

半年ぐらい前のこと。
”写真の質、落ちたんじゃない?”と知人が言った。
どうしてわかるんだろう。それって、当たってる、と思った事がある。

最近カメラを手にすることが少なくなった。目で見ると同じように、わたしには撮れないからである。
花壇に花が咲いても、眺めているだけで終わってしまう。
春は桜、と思っても出かける気分にはならなかった。

『写真ってなんだろう?』と自問し始めてから、既に1年は過ぎた。

気に入った写真が撮れないと、Webの更新も滞りがちになる。
暖冬、そして例年より早く来た春。なのに暖かい春はどこへやら。雨が降ったり、曇ったり、北風が吹いたりと
毎日寒い日がつづいている。

カメラを持って出かけたくなるような、暖かい青空の日が待ち遠しい。

 

※ ”造園暖壇”のヒヨドリの恋。悲恋に終わったそうです。
  泣く泣く放したのに、事務所に戻ってきてしまったという話でした。

 

今日の暦
日の出 4.58 日の入 18.21 月の出 10.40  月の入 0.45 月齢 6.6

2007 4. 24


鳥のはなし

春は恋の季節。
鳥たちもお相手探しで騒々しい。
ぎゃーぎゃー、ぴーぴーと鳴き騒ぎ、数羽で空中に輪を描く。雄が追いかけ、雌が逃げる。きっとそうに違いない。
驚くほどの早さで飛び交い、見てると目が回りそうになる。

毎年のことだが、カップルが誕生し巣作りが始まると、庭に鳥は来なくなる。えさ場のひまわりの種も減らなくなり、わたしはむしょうに寂しくなる。そして、ひなを連れて戻ってくるのはいつだろう、、、と毎日毎日待ち続けるのである。

去年の夏頃だったか、”造園暖壇”の若林さんから、こんな話を聞いたことがあった。
”車の窓から小さなヒヨドリが飛び込んできて、傷があったりしたので事務所で飼っている。そのヒヨドリ用に大きな鳥かごを買ったが、いやがって入らない。仕方ないので、ずっと事務所の中を飛び回ってる”ということだった。

ところが最近、毎日雄鳥がやってきて、窓ガラスをつつくのだそうだ。
”えー、切ない話ね。””そうなんです。みんなで相談して飼ってたのを外に放すことにしたんです。”

ガラス越しの恋。実るといいですね・・・

 

※ 漫画「とりぱん」をご存じですか。作者は『とりのなん子』さん。
  たまたまテレビで紹介され、グッと惹かれるものがあって、早速ネットで注文。
  いい本です。野鳥の観察、すごいです。それに鳥を愛する気持ちもすばらしい。
  この春第3巻が発刊予定。
  皆さんも書店で見つけたら、ぱらぱらとめくって見てください。
  すてきな絵とメッセージがびっしり詰まっていること、間違いなしです。

 

今日の暦
日の出 5.29 日の入 18.02 月の出 16.48  月の入 4.38 月齢 13.0

2007 4. 1


春の嵐

昨日の予報どおり、朝から”春の嵐”

花の様子が気になり、早起きをして外に出た。
満開のクレマチス・アーマンディは、壁に沿って伸びているので被害はなかったが、鉢植えのラッパ水仙は強風で倒れ、急いで部屋に入れ込んだ。
咲きそろった7輪の茎をひもで束ね、快復を待つことにした。

花壇はいよいよ春の到来。
これはめずらしい、とオランダで買ったチューリップがついに咲いた。
大人の雰囲気を漂わせたピンクの花は、日差しに合わせ、開いたり閉じたりしている。

お昼時、能登半島で震度6強の地震があったと報道された。
被害が大きかった石川県の七尾市は、古い港町。以前から、一度いってみたいと思っていた町である。
道路は各所で寸断されているらしく、しばらくは訪ねるのは無理だろう。

 

※ 都知事選が始まった。
  きのう、立候補者の一人、建築家の黒川紀章氏が選挙用に用意したという車を見た。
  後ろがガラス張りになっていて、中がよく見える。
  机の前に座った黒川氏。それを横の窓から写すカメラマン。
  なかなか面白い光景だった。

 

今日の暦
日の出 5.39 日の入 17.56 月の出 9.40  月の入 0.15 月齢 6.0

2007 3. 25


球根

土曜日の夕方 降り出した雨は
きのうのお昼過ぎまでつづき
寒い週末だった

週明けの今日は春のような明るい陽がさし
朝から花壇の手入れ
去年オランダで買った球根があちこちで芽を出した

植え込んだのは8種の球根
大小のチューリップ
可憐な白の水仙
気取り系ムスカリなど

ラベルの写真そっくりの
花を見るのが 待ち遠しい

 

今日の暦
日の出 6.24 日の入 17.26 月の出 7.16  月の入 19.18 月齢 1.4

2007 2. 19


Photo Diary - 豊川稲荷 更新

早くも花粉が飛び始めた2月上旬
春が近い

梅も満開
蜂も飛ぶ

”木の芽どき からだには気をつけて”

この春 13回忌を迎える義父のことばを
思い出す

 

今日の暦
日の出 6.37 日の入 17.14 月の出 21.59  月の入 8.50 月齢 19.0

2007 2. 7


明日は節分、そして立春

しばらく姿を見せなかったカワラヒワ
鮮やかな黄色が目をひく羽は
くるくるまわる『かざぐるま』

ころころと転がるような鳴き声が
やさしく響く

二羽、三羽とやって来て
気長にひまわりの種を割る

すずめには勝てないものの
着実にえさ場の鳥達に仲間入り

カワラヒワの雛って
どんな顔?

春が楽しみ‥‥

 

今日の暦
日の出 6.41 日の入 17.09 月の出 17.07  月の入 6.45 月齢 14.0

2007 2. 2


Photo Diary - 元 旦 更新

大寒が過ぎました

鳥達は春の準備にいそがしそうです
晴れの日も 小雨の日も
えさを求めて
矢のように飛び回っています

恋のさえずりも聞こえます
巣にこもる 春のはじめ
鳥はどこともなく姿を消します

桜が咲き そして
新緑の季節になるころに
ちいさな雛を何羽もつれて
戻ってきます

シジュウカラ メジロ スズメ ムクドリ 鳩 カワラヒワ ヒヨドリ オナガ・・・

いつも 部屋の窓から応援してるから
春にはかわいい雛を見せてね

 

今日の暦
日の出 6.48 日の入 16.57 月の出 8.48  月の入 20.26 月齢 3.0

2007 1. 22


明けまして おめでとうございます。

年が明け、早くも7日経ちました。
松の内も終わろうという今日、
遅ればせながら、年始のごあいさつを申し上げます。

昨年は、嬉しい出来事が2つありました。
一つは、『寅さん』(山田洋次監督作品)に出会えた事、
もう一つは、洋画家中川一政を知ったことでした。

いずれも、わたしの好む、日常の人々の機微を深く感じさせてくれました。
中川氏は力強く、
寅さんは優しく‥‥

今年は亥の年。年女のわたしは、鼻の穴を上に向け、大きく開いて空気を吸い、力一杯頑張って行きたい、と意気込んでいます。
おもわぬ事が目の前に現れるのは世の常。この意欲がいつまで続くか分かりませんが、
"弾けるように活きる" という中川一政の言葉を目指したいと思っています。

今年もいい写真が撮りたい、と元旦から三浦半島に出かけました。
曇り空に冷たい風。剣崎の灯台と大根畑は寂しいながらも、印象的な風景でした。
近いうちに、upしたいと思っています。

暖冬とは言え、今日は北風が強く吹きました。
お互い、正月明けのからだを引き締め、うがい、手洗いも忘れずに。

今日の暦
日の出 6.51 日の入 16.43 月の出 20.22  月の入 9.16 月齢 17.5

2007 1. 7