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「白黒写真の時代って、紅葉はどういう風に撮ってたんだろう?」とのつぶやきに、「松茸とか、栗とか、柿とか、食べ物だったんじゃない。」と家族の声。そうか、秋は味覚だったのか。なるほど、、、

いままでに、これほど紅葉がきれいだと思った年はない。
朝け方、昼前、夕刻と、近所を幾度となく巡った。カメラなしでぶらっと下見し、光の具合を確かめ、いよいよ今日こそはと、カメラを持って気構える。
でも、プリントが出来上がって来ると、がっかり。紅葉ってどうしてこんなに難しいんだろう。

そんな事を考えていたら、もう12月。北風が吹き、木はどんどん裸になってきた。
幹と枝の線は自然の造形美。葉が落ちた樹々の間からは、澄みきった冬空が見え、野鳥は枝の間を元気に飛び回っている。来春の ”恋のさえずり”が楽しみです。

今日の夕刊に、黒田清子さんの里帰りの記事が載っていた。
一瞬、このひと誰? と思ったが、内容から元紀宮様の事だと気がついた。
結婚式以来、なんどか皇居へ行ったニュースが流れたが、今日は里帰りだったそうだ。
皇室へ嫁いだ雅子様が、初めて実家に帰ったのはいつだったか覚えてないが、2人の扱いはかなり違っているのではないだろうか。

□ 鳥情報
冬の始め、シジュウカラは群をつくる、といつぞや鳥の本で知った。
我が家のえさ場にも、毎日6、7羽がやってくる。
”地鳴き”と言われるジュクジュクという声で、仲間を呼ぶ。冬の最中でも水を浴び、からだについたダニなどを取り除く。浴びたての鳥の羽根は、ふかふかとしてやわらかそう。水浴び後の鳥は忙しい。尾の近くにある腺から脂をだし、羽根に塗り付ける。こうして寒さや雨から身を守る。
観察を始めてから1年半。おもしろ半分に買った鳥の本を読み、毎日の観察が一層興味深いものとなった。

□ 今日の一言
冬がやって来ました。近頃は、健康食が大流行。太り過ぎを怖がらず、おいしいものをたくさん食べて、風邪ひきに備えましょう。

2005 12. 8


Photo Diary - La Bouquetterie 更新

朝の気温は10度。それでも水まきは日々続く。
さすがに土はしっかり湿っていて、"水はもういりません。" と渋い顔をしてるようだ。

水をまくと、いつも"ピーちゃん"が飛んで来る。水の音が大好きらしい。
野鳥なので目の前に現れる訳ではないが、頭上の電線や付近の枝に停まっているのが、気配で分かる。私の姿が消えると、待っていたかのようにえさ場に現れる。
今日は暖かかったので、久しぶりに水浴び場を磨いてやった。"ピーちゃん"って、きれい好きなんですね。元気に水浴びをしていました。

今日は、半年ぶりに" Photo Diary " を更新。
いつも思うことですが、お店をきれいに撮る、というのは難しい。
" La Bouquetterie " のお店や花は、写真よりずっときれいです。

今年も秋の色を撮ろうと、せっせと近所を回っています。一本、一本、色や色付きの時期が違います。この秋は風がほとんど吹かず、落ち葉の掃除も楽な日が続いています。
冷たい風に吹かれながら、かさかさという音を聞くのも、きっと、もうすぐですね。

□ メダカ情報
共生しているタニシ。水の浄化屋というのは本当の話?
それはともかく、タニシというのは世代交代が激しい。命はせいぜい1〜2ヶ月ぐらいではなかろうか。ガラスの器にくっついている豆粒タニシを数えてみたら、20個もあった。
嬉しいことに、そばに2個の親タニシ。これは夫婦なのでしょうか?

2005 11. 26


我が家でもっとも品位のあるのは、
メダカである。

尾びれ、背びれを細かくふるわせ、優雅に泳ぐ。
毎朝の餌を忘れていても、乱れた素振りを見せることはない。
鼻先で水槽を突いたり、底に敷いた砂利の中の餌を探したり、
どんな時も無言である。
ただ、そばに行って覗き込むと、突然元気にひれを振り、一気に浮上してくる。
餌をもらえると信じているらしい。

静かで、その存在すら忘れてしまいそうなメダカの奥ゆかしさに、近頃は尊敬の念のようなものを感じ始めた。

きのうは紀宮様の結婚式があった。清子さんになった日でもある。
夕食後、テレビの前に座り込み、7時のニュースを見る。お婿さんは緊張していたようだが、紀宮様はいつもとかわらない様子。
メディアの目があっても、生まれた時から備わった笑顔。皇室に生まれたという、複雑な運命を感じた姿だった。

メディアの方々、取材はこの辺りでお終いにして欲しいですね。

2005 11. 16


Roma - Driving To Rome 更新

木枯らし一号が吹き、外掃除の楽しい季節になりました。
夕べからの雨と風で、道路には落ち葉が一杯。

朝降っていた雨も早々に上がり、青空も見えてきた午前10時。約束の用事があって、神宮前に出かけた。
雨上がりの空気は透明で気持ちいい。散歩には絶好の日和で、ついでに千駄ヶ谷の裏通りを歩いて来た。

幅が狭く、車が入れない裏通りには、懐かしい風景が並ぶ。
七五三のお祝いで着物を着た女の子。下町の雰囲気に溶け込んで、ほんと、かわいかった。
撮りたかったなー、あの笑顔。

このところ遠ざかっていた下町。日だまりを見つけながら、写真を撮りに行きたくなった冬の始まりでした。

2005 11. 12


立冬が過ぎても、暖かい日が続いています。
我が家のカツラはまだまだ緑で、近所のケヤキや桜もなかなか色づきません。その中にあって、ハナミズキはいち早く赤々と染まり、落ち葉は拾い集めたいくらい、きれいです。

□ 鳥情報
秋が深まるにつれ、えさ場にシジュウカラの数が増えてきました。ひまわりの種は冬場のとっておきのご馳走のようです。
我が家にやって来るシジュウカラは、”ピーちゃん”と呼ばれています。名付け親はもちろんわたし。なんだか能のない名前ですが、呼び易さは抜群。
このところの”ピーちゃん”は、まるまる太り、寒さに備えて体力をつけている最中です。
スズメとの縄張り争いにはどうしても勝てない、”ピーちゃん”ですが、すきを狙って着々と脂肪を蓄えています。
美声が聞けるのはいつ頃でしょうか。その時は、もう一度録音に挑戦したいと思っています。でも、冬の早起きはつらそうですね。

2005 11. 8


Roma - Six Men 更新

木々が実をつける頃になり、ハナミズキの赤い実にヒヨドリが群れています。

腰のリハビリを始めて1年3ヶ月。先月は整形外科の先生の診察がありました。
”背骨が硬いね。どうしてなのかね、、、。瞑想して体の力を抜く訓練をしてみましょう。膝を立てた寝姿勢で10分間、だらーとしてみてください。音楽でも聴きながらね、、、”

とびきりのお話を伺って、心軽やかに帰宅しました。
痛みや疲れのない治療は大好きです。とても難しい訓練ですが、体の緊張を自在にコントロール出来れば、もう敵なしです。

11月になり、今年も残るところ2ヶ月。" Roma "を年内に、と頑張っています。
今日は、ローマの旅で一番の思い出をupしました。家の玄関に、' Six Men ' の大きなパネル写真を飾ってあります。何度見ても心が温かくなる、ひとりひとりの表情です。

2005 11. 3


Roma - A Rainy Day 更新

ヒヨドリの季節がやってきた。
夕暮れ時、野鳥はつぎつぎとねぐらに帰って行く。そんな中、いつまでも啼き続けるヒヨドリの声は、雄々しい姿とは対称的に、物悲しく聞こえる。
群れをなしてねぐらに帰る習性があるのだろうか。きれいな編隊を組んで、きれいな夕焼けの中を飛んでいく光景に、深まる秋を感じているこの頃です。

今年はいつまでも暖かく、紅葉が遅いようです。
秋探し、皆さんはいかがでしょうか。

2005 10. 26


今日も雨、昨日も雨。
雨、雨、雨でうんざりの10月です。

きのうの朝8時、ちょうど朝食を終えた頃だった。
テレビから突然聞こえてきたアナウンサーの声。

”小泉首相が午前9時、靖国神社に参拝いたします。小泉首相が午前9時、靖国神社に参拝いたします・・・”
緊急放送のように、同じ言葉が5回くらい立て続けに繰り返された。

総選挙は大勝、郵政民営化法案は衆院通過。そろそろいい時期だろう、との考えだと思えた。
しかし、中国、韓国など近隣諸国との関係の悪化は間違いない。
外は雨。憤りが治まらない一日だった。

10時、12時、、、と「首相、靖国参拝」ニュースが幾度となく流れた。
それを聞きながら、先月行ったアメリカでの出来事を思い出した。

5日間滞在したGreenwichのホテルのバーでは、ジャマイカ生まれのバーテンダーが働いていた。この街は New York が近い事もあって、時折日本人が来るらしい。

ある夜、彼はわたしにこう尋ねた。
”日本人って、中国人と間違えられると、なぜ嫌な顔するの?”
突然の質問に、わたしは答えが見つからなかった。
部屋に戻ってから、あれこれ考えた。
私たち日本人が自ら問う事を避けてきたこの問題。それを指摘されたかのような質問に、非常な戸惑いを覚えたのだった。

中国や韓国の人たちへの蔑視は、どうして生まれたのでしょうか。
そして、未だそれが残っているのは、なぜなのでしょうか。
本当に、真剣に考えたい事です。

2005 10. 18


Connecticut州、Greenwich より "Letter" の更新です。

2年ぶりの New York は、9月末とは思えない程の暑さ。
湿度も高く、安定しない天気が続きました。

それから1週間。今日は、天候が一変し、冷たい風が吹いています。
ホテルの Lobby から、"
Beautiful weather ! " という客の声が聞こえてきます。

時差ぼけは相変わらずで、今朝も5時起き。
天気予報どおり、気温が低く、急いでヒーターのスイッチを入れる。
ファンがウォーン、ウォーンと唸り、うるさい。
静かーに、暖かーく、、、というのは、日本製だけなのでしょうか。

こういう時のために、と New York で買ったマフラーを巻き、朝食前の散歩に出た。
大陸の空は真っ青で、しかもどこまでも高い。

アメリカ東海岸にも、やっと本格的な " Autumn " がやって来たようです。

2005 9. 29


Roma - Posta 更新

残暑の厳しい日が続いています。

解散総選挙は自由民主党の大勝利。
郵政民営化の際には、いくつかお願いがあります。
・おしゃれなデザインの切手発行
・記念切手は小さめに
・シート売りもいいけれど、バラ売りもやってほしい
・郵便局は冷房が利き過ぎ。夏なのに、寒くて寒くて、、、

□ メダカ情報
3匹のメダカが我が家にやってきたのは、6月14日。
明日は3ヶ月のお祝いです。
水替えは週1回。水を替えると興奮し、急に動きが激しくなる。
そんな様子を見ていると、ギョロっとした目で見返して来る。
ほとんど同じ大きさだったのに、
どうしてだか、一匹が特別大きくなってしまった。

□ 昆虫情報
この夏、カツラの木の根っこに3つの穴ができました。蝉の穴です。
抜け殻も見つけて、とても嬉しい出来事でした。

今日の暦
日の出 5.22  日の入 17.52  月の出 14.45  月の入 ___ 月齢 9.3

2005 9. 13


Roma - Pizzeria " Renzi " 更新

台風14号が近づいています。
今日は、一日中、雨。
随分大きな台風のようです。備えを忘れずに。

今日の暦
日の出 5.16  日の入 18.03  月の出 6.19  月の入 18.48 月齢1.3

2005 9. 5


Roma - Visiting a Village 更新

9月になり、学校は新学期が始まりました。
朝、登校する小学生は暑くても元気です。友達と一緒が楽しいのかな。

わたしはこの夏、熱中症というものを、初めて経験しました。
冷水を飲もうが、氷を額にのせようが、からだの火照りがとれなくて焦りました。
涼しい秋、早く来て欲しいものです。

* Roma を見て下さってる方へ、ひとことお詫び
日本語文字が小さくて、申し訳ありません。
お使いのパソコンで、文字表示を好みの大きさにしてご覧ください。
なお、写真やタイトルなどは調整できませんので、ご了承下さい。

□ 鳥情報
シジュウカラの水浴び風景。
寒暖計は34度まで上がり、水浴び場は大にぎわい。
1羽浴びると、2羽、3羽とつづいて浴びる。
一浴びごとに毛が膨らみ、まるまるしてだるまのようになった。

□ メダカ情報
3匹のメダカは、やっぱり一番大きいのが強い。
朝の餌は、大きなメダカが独り占め。いつもは争いもなく、ちょろちょろ泳いでいるのに、
どうして餌の時だけ、、、?

今日の暦
日の出 5.13  日の入 18.08  月の出 3.24  月の入 17.36 月齢28.0

2005 9. 2


暑さが戻って来て、またまた冷房生活。
涼しい部屋で、"ASTAIRE"というCDを聴いている。

2,3年前になるが、たまたま「宮崎貴士」君のライブを聴いたことがある。
ピアノと歌のジャズっぽいノリが素敵で、これはうまい!と思った。
特に歌い込む訳でもない。自分の世界に陶酔してる様子でもない。でも、いつの間にかステップを踏みたくなる気分だった。

今回、Second Albumをリリース。えー、まだ2枚目?
"猫騒動"と"猫リメイク"が最高に楽しい。聞くところによれば、録音等ほとんどすべて自分一人でやり、納得いくまで練り直すらしい。
宮崎君の音楽は、時に悩んで下を向き、少し気を取り直して上を見上げ、そしてまた元気を取り戻して歩き出す。この展開が実にうまい。コーラス、パーカッションなど駆使し、歌を語る。心の流れがそのまますーっと入ってきて、嬉しくなる。

以前のわたしは、暇があればクラシックのCDを聴き、コンサートにも出かけていた。
ところが、ある事がきっかけでクラシックが嫌になった。
時折、下北沢などという若者の街の小さなライブハウスに出かけたりするが、音も言葉も肩が凝らない。

Big Hallを埋め尽くす世界の音楽家のものより、比べようもないくらい、小さな空間で聴く歌は「小さな世界」で心地いい。

□ 鳥情報
シジュウカラの水を飲む風景。
頭を下げ一口飲む。頭を上げて、ああ、おいしいー。
また、頭を下げて二口目。頭を上げて、ほんとにおいしい。
三度目、四度目と水飲みは続く。水を飲むたび上下する頭は、
一口ごとに感謝のお辞儀をしているみたいで、わたしはこれを見るのが大好きです。

□ 花情報
シジュウカラが飛ばしたヒマワリの種がつり鉢の中で育ち、昨日黄色い花が咲きました。
3輪も、、、。
ひょろひょろとして、とてもひまわりとは思えない程小さいが、かわいい黄色をしています。

今日の暦
日の出 5.10  日の入 18.13  月の出 ___  月の入 15.06 月齢24.0

2005 8.29


涼しくなると、良く眠れる。お茶もおいしい、ケーキもおいしい。
昨日朝の気温は22度。昼間も26度止まり。高原に行ったような気分でした。
台風11号が近づいているそうで、今朝から荒れた天候になっています。

2日前の夕方、雷が鳴りました。雷はわたしたちへの天の怒りのようです。そんな時、もっと怒ってください、と心の中でつぶやきます。台風もしかりで、強風で木々の枝が狂ったように揺れ、雨がざーざーと音を立てて降り続ける。自然の猛威はなぜか心を透明にさせてくれます。

そんな天候でも、シジュウカラはやって来ます。雨に濡れても、風に飛ばされても、ヒマワリの種を食べに来るのです。今日ぐらいは食べるのを休んだら、、、とブツブツ言いながら、えさ箱にえさを何度も足しています。
シジュウカラはどんどん成長し、羽根の色は濃くなり、体も大きくなりました。早く巣立ったものは親鳥と間違う程きれいな鳥になり、鳴き声も一人前です。シマトネリコの枝には、子供に例えれば5
〜15才ぐらいの鳥が一緒に群れています。毎日見てて飽きないって何故でしょうか。

アナログ録音機はテープの回転軸が壊れ、今修理中。相当古いものだったので部品があるかどうか心配だったが、修理可能と電話がありました。「カセットデンスケ」、なかなかの代物です。大事に使って寿命を長くしてあげたいものです。

今日の暦
日の出 5.07  日の入 18.18  月の出 21.29  月の入 11.01 月齢20.0

2005 8.25


お盆が過ぎ、時折秋風を感じるようになりました。朝晩虫の音も聞こえます。

先週土曜日、'造園暖壇'の若林さんがお弟子さんを連れて庭木の剪定に来てくれた。朝からかんかん照りで、こんなに暑いのに大丈夫かしら、と心配だったが、昼過ぎ庭木は散髪仕立ての頭のようにさっぱりし、枝の間から地面に陽が差し込むようになった。

庭木と言っても我が家にあるのは数本で、一番大事なのが'カツラ'である。今年は例年にない生長ぶりで、高さはグッと伸び、葉は大きく、色も生き生きしていた。
せっかく繁った枝や葉を落とす剪定は一見余計な事と思われがちだが、木の生命のためには欠かせない事らしい。ただ姿がすっかり変わってしまうのが心配で、「高さはそのままで。枝と葉はなるべく落とさないで、、、」と、毎年剪定は最小限にしてもらうようにしている。

故郷はヒノキや杉の林業が盛んで、私が幼い頃は製材所が沢山あった。空き地には丸太がゴロゴロしていたし、その上を渡り歩いて遊んだりした。
そんな土地で育ったという事もあって、近頃樹木を見るのが楽しくなってきた。花は半年、あるいは1年で生長するのに比べ、木はかなり長い年月を必要とする。

家に木を初めて植えてから4年。なかなか大きくならない、虫がつく、元気がない等々、その度に若林さんに相談したが、「まだまだわかりませんよ、木ですからね。大丈夫だと思いますよ。もう少し様子を見て下さい。」とニコニコしながら言ってくれた。

木は大きい。鳥も住んでいる。巣も作る。夏は日陰を作り、道々ほっとする。「どんな木でも花をつけますよ。」と聞いてから、木に花が咲いているのが分かるようになった。
今年は家のシマトネリコの木が初めて花をつけた。蜂が沢山やってきて、花の周りはブンブン音がしていた。べとべとする花の掃除は大変だったが、華々しくないということが、妙に気に入った。
菩提樹も葉の付け根に初めて花芽をもち、どんな花だろうと来春が楽しみである。

本日の鳥情報
シジュウカラの録音は18日続いた。マイクを置いても思うように啼いてくれない。なんだか食べてばっかり。そんな時は代わりに自分がさえずって、トークなど始めた。
ところが、デジタルへの変換器をつけてパソコンで試してみたら、ほとんど使い物になりそうにない。18日間早起きして、この結果?しょんぼりでした。野鳥はやっぱり野鳥です。思うように行かないのは当然。マイクの前で歌って欲しいなー。
それ以来、録音はお休みしています。集音マイクなんてものもあるそうです。録音って、写真よりずっと難しそうです。

2005 8.23


立秋が過ぎました。暑さも一息ついたのか、今日はすこし涼しい気がします。

八ヶ岳で鳥の声に魅了され、庭に来るシジュウカラの録音を始めた。
朝四時半、録音開始。再生してみるといろんな鳥のさえずりが聞こえる。昼寝時これを聴きながら'うとうと'眠る。本当に気持ちいい、、、
録音は昔から持っているカセットデッキとマイクを使っているが、なかなかいい音で入ってくる。カセットデッキはアナログなので変換機でデジタル化し、そのうちWebやCDに、と夢が膨らむ一方です。
写真もアナログ、録音もアナログ、随分時流から遅れているが、これがおもしろい。今やカセットテープは店頭から消えつつあり、アナログ録音も近いうちに無理になること間違いなしです。そういえば、フィルムもどんどん種類が少なくなり、私が知っているだけでもいくつか製造中止になりました。時代は有無を言わさず変わって行くんですね。

本日の鳥情報
雛鳥を初めて確認したのが5月初め。それから3ヶ月経った。近くのケヤキの木にはどれだけの数の巣があるのかと思う程、次から次へと雛が飛んで来る。
雛のほほとお腹の産毛はふんわりしていて、うっすら淡い黄緑色。最初は貧相な体つきだが、2週間程でぐっと大きくなる。親にえさをねだる掠れ声ははっきりした鳴き声に変わり、ひまわりの種のつつき方も日々うまくなっている。
それとは対照的に、親鳥は毛替えの時期が重なって、子育てで疲れたのね、と同情したくなるほど羽根が荒々しい。最近徐々に美しくなってきて、黒白の縞模様がきれいな、立派なシジュウカラに戻りつつある。

メダカ情報
7/31にあたらしい容器に引っ越しをした。"金魚すくい"ならぬ"メダカすくい"。入れ替えに手間取り、緊張で額に汗がじとっと出る始末。メダカと言えど魚。じつに動きは俊敏です。それ以来、新しい容器の中でタニシと元気に暮らしています。
メダカの目、大きくなりました。じっと見つめると目が合う気がします。

2005 8.10


Roma - 更新

暑中お見舞い、申し上げます。

"Roma"、今日upしました。
気長に待ってて下さった方、ありがとうございました。
表紙をupしたのが去年5月19日。なんと428日かかりました。まずはローマ郊外の田舎の風景からお楽しみ下さい。

梅雨が明けて2週間。暑さはものすごいのに、夏らしい青空がなかなか見られない。
私の田舎では”梅雨明け10日”という言葉があって、海で遊ぶならその間にと、せっせと泳ぎに行ったものです。今年も異常気象なのでしょうか。

楽しみにしていた八ヶ岳高原、行ってきました。
霧のかかった早朝4時半。窓を開けると鳥の鳴き声。あまりにきれいな声なので、ベッドに寝たままじっと聞き入る。道ばたに咲く野草、色も姿も清々しく、しかもやさしい。
東京に帰ったら、その晩から熱を出し風邪で寝込んでしまった。熱、咳、鼻水と、久しぶりの本格的な風邪ひきにやられた1週間でした。

2005 8.2


海の日の今日、東京も梅雨が明けた。
朝もやのかかっていた空は、午後になって晴れ上がり、いよいよ夏の到来です。

夏休みの計画、いかがですか。
わたしは腰と相談しながらのんびりと、、、と言いたいが、やっぱりどこかへ遊びにいきたいもの。東北、北海道、沖縄等々いろいろ考えたが、高山植物が見たい、ということで
八ヶ岳に決定。初めてのところなので近辺のサイトを開いてみたら、いろんな野鳥のさえずりが聞こえた。涼しい高原をのんびり歩きながら、写真を沢山撮りたいと思っている。

先日熊野灘でタンカーが衝突。事故現場に近い故郷の港がテレビに映った。港には昔からこの海域を管理する海上保安庁があるが、海に突き出した崖の上の建物がなつかしく想いだされた。

メダカ情報
耳かき1/3のえさを毎朝食べて、元気にしています。水の浄化屋"タニシ"はやたら多く糞をする。水槽の底はとうとう糞だらけになり、水も濁ってきた。糞取りスポイトが良いとか、容器をすっかり洗うのが良いとか、いろんな説があって少々焦っている。明日あたり、容器を洗おうかなと日向水を作っている最中です。

本日の鳥情報
シジュウカラの親と子の見分け方をついに発見。羽根の色が決め手で、親は黒白がはっきりしているが、雛は全体がグレー系。さらに気がついたのは、声帯の発達が結構遅いということ。ツピーツピーという透き通った鋭い声はまだ数ヶ月かかりそう。日々、ひまわりの種が減るようになり、水浴びをする鳥も増えてきた。生長の観察が楽しみです。

2005 7.18


久しぶりに晴れた午後、バスに乗って花屋さんへ。いつものようにバス停へ近道をする。
病院の空き地の松の木が切られてから3ヶ月経った。今は職員住宅の建設中だが、支え合って立っていた大きな松の木が1本になり、あたりは急に殺風景になった。2本だったから良かったのよ、一本なんて寂しい、と思いながらぶらぶら歩いた。
道々、いろんな雑草が目に入る。その多くが小さい頃見かけたなつかしい雑草である。
気持ちが和む、というのはこういう事なのだろうか。野放しの空き地、大事に残して置きたいです。

この日の花屋さんは午前の仕事で疲れ気味。そろそろお店、閉めようと思ってたところなんです、、、という話だった。それは困るわよ、今度は電話するわね、ということになった。この時期、やっぱりお店は 'あじさい' です。白、黄緑、赤紫、紫と種々そろっている。わたしは涼しげな白と黄緑の混ざった小さいのを1輪買った。夏の暑さは花には大敵。ついでに買ったブーケなどと一緒に袋に入れてもらい、冷房の利いたバスに乗り、空き地を足早に歩いて帰宅した。

メダカ情報
花屋さんからたにしをお土産にもらった。たにしは水の浄化屋らしい。器に入れた途端、メダカが興奮して大騒ぎ。たにしは器から出たがって、上に這い上がる。折角のたにしを逃がしては、と慌ててざるでふたをした。
3という数は良くないようです。えさをいれると、大きめの2匹がさっとやってきて食べ競争。一番小さいメダカはその間底の方で遠慮がちに泳ぎ、おこぼれを待ってるのです。だから、小さいのはいつまでも大きくなれません。

本日の鳥情報
最近、やっとシジュウカラのえさが減るようになってきた。来るのは親か、子か判断がつかないが、毛並から察するに子供らしい。鳥の世界では家族で暮らすというのはあまりないようで、シジュウカラもその類らしい。自然界は厳しいです。

2005 7.8


昨日の暑さ、凄かったですね。私の平熱より1度ぐらい高い36.4度。
水やりにちょっと外へ出ると、心臓が苦しくなってきてすぐ家の中へ。クーラーが苦手でも、この暑さには神様のようでした。

天皇陛下がサイパンに慰霊に出かけたニュースが流れた。
10年程前、息子の就職が決まり、きっと最後の家族旅行ね、とサイパンへ行ったことがある。その時のバンザイクリフの空と海。悲しい歴史には似合わない、素晴らしく美しい風景だった。

メダカ情報
初めてのメダカの水かえ。教わったとおり1日置いた水を1/3取り替えた。水をそそぐ手も震え気味。
そして一夜明けた昨日の朝。メダカが1匹しかいない。2匹はどこ?そのうち1匹が現れた。でも残りの1匹がどうしても見つからない。'メダカちゃん、どこにいるの。出てらっしゃい。' なんだか緊張感が高まってきた。水かえが駄目だったのかしら。でも、魚って死ぬと浮くのよね。どうしたんだろう。
'ここにいるよ。' と主人の声。小さなメダカが石の隙間でもがいている。石を取り除いたら元気に泳ぎ出した。フー、ホー、疲れがどっと出た。
熱帯魚屋のおじさんの話では、本当は石とか水草はないのが一番。だけど、みんなそういうもの入れたがるんだよね。これ教訓!でした。

2005 6.29


先週末、東京も梅雨に入った。
湿度が高く、むしむし暑い土曜日の夕方、東の空に虹が出た。即、カメラをもってベランダへ。そのうち虹の外側にもうひとつ虹ができ、うっとりでした。

鳥は繁殖期もそろそろ終わり、縄張り争いの時期らしい。耳を澄ませば、いろんな鳥の啼き声が聞こえる。我が家にやってくるシジュウカラも、ツピーツピーと鋭い声で数回啼き、えさをとり、さっと飛び去る。その後、また同じ啼き声が響き渡る。ここはわたしのえさ場なのよ、と皆に知らせてるのだろう。ときどき雛を連れて来るが、茂みから雛が外界に出てひとりだちするのは、もう少し先のようだ。

食卓にすわると、窓の向こうにこの辺りでいちばん高いテレビアンテナが見える。鳥に大人気のこのアンテナ。今朝はシジュウカラ、そのあとカラス、昼時はハトが横になってリラックス、夕方はスズメと、鳥観察に格好の場所だ。鳥ってどうして高いところが好きなんだろう?
'nobuko野鳥教室'、ただいま開催中。興味のある方は、遠慮なくどうぞ。双眼鏡で一緒に観察しましょう。

先週は風邪を引き、熱っぽかったり咳が出たり。ようやく土曜日、近所に買い物に出た。
やっぱり夏ですね。花屋でメダカを買いました。水草と石と炭が入ったプラスチック容器に3匹の
メダカ。毎朝一緒に食事をしています。

あなたの夏探し、なにか見つけましたか。

2005 6.13


爽やかな風が吹く昨日の午後。
小さな掠れ声、それはひなの声?それとも親鳥の声?やさしい響きが風にのってかすかに聞こえた。そして、シジュウカラが雛を連れて戻ってきた。
寄り添うように枝にとまり、親鳥からえさをもらう雛。水浴びの羽ばたきはぎこちない。
'戻ってきたわよ’と、大声でみんなに知らせたいくらい、嬉しかった。

朝晩ひんやりした風が吹き、高原に行ったような日がつづく。そのお陰か、6年目のダイアナローズは17個花を持った。
体調が悪く、家で横になっている事が多かったある時期、園芸店のカタログでこんな広告を見つけた。'亡きダイアナ妃が愛したバラ。本場イギリスからお届けします。限定○○鉢。'
はにかんだ笑顔とファッションが素敵だったこの方が大好きで、早速注文。消毒、剪定、肥料、鉢替え等々、バラはむずかしいと聞いていた。面倒な事は苦手ということもあって、鉢替えは一度もした事がなかった。それが幸い?したのか、今年は立派な盆栽になり、鉢からあふれる程の数の花をつけたのです。品評会があったらきっと褒賞ものね、と思うほど見事です。

2005 5.26


牡丹、芍薬が美しい季節。いよいよ本格的な花のシーズンがやってきた。

私の一日は花壇の見回りから始まる。
夏に向かって水やりは欠かせない。昨日も土の乾き具合を見ていたら、花壇が荒らされているのに気がついた。芍薬の枝がいくつか折られ、道路に散らばっている。
艶やかな八重咲きの花をつけた小さな苗を買い、花壇に植えたのは3年前。その後、葉は出るものの花は一度も咲かなかった。ところが今年、花芽を二つ発見。日々観察が楽しみだったので、悔しさは募る一方だった。

'いつもきれいにしてるわね。花、ひとつづつ見せてもらってたの。'と見知らぬおばさんが話しかけて来た。'ひどいんです。芍薬の枝がもぎ取られちゃって。' 'ほんと、ひどいわね。わたし、芍薬が大好きで、この間も新幹線で大きな束の芍薬を持って帰ったところなの。この様子じゃ、風でも、虫でもないわね。人しか出来ない折り方よ。花芽がついた枝が折られなくてよかったわねー'
嬉しかったです、この言葉。私の落ち込んだ気分もすっかり軽くなった。

ガラパゴス諸島にある火山が噴火。海イグアナも死滅するでしょう、と報じられた。'これも自然の営みです’という関係者の話はなぜだか寂しかった。威風堂々の姿を想像し、なんとか生き延びてくれればと願っている。

昨日はリハビリの日でした。最近、また腰の調子が悪く、もっと体を動かすように、と先生から注意をうけた。体の自己管理はむずかしい。
そういえば、イギリスのブレア首相も椎間板ヘルニアで治療中だとか。親しみを覚えない訳ではないが、それはさておき、イラクからイギリス軍が撤退すれば治るのでは、と思っています。

本日の鳥情報
鳥の繁殖期なんですね。ひよどり、おなが、しじゅうから、すずめ、ハト、おまけにカラス。わたしが確認した雛鳥の種類は6つにもなりました。どこかへ行ってしまったシジュウカラはそのうち戻って来るでしょうか。水浴び場を磨いたり、水を取り替えたりと歓迎ムード一色で待っています。

2005 5.21


今日は母の日。娘からやさしい色のブーケをもらった。

先日、娘の友達が遊びに来た。たまにはと、夕食に豆シチューをご馳走した。
’東京に出て来た頃、お腹がすごく痛くなって
、吐いたりして、救急車で病院に行ったんだけど、その時お母さんが福岡から来てくれて、ものすごく嬉しかった’と通称'ピピンちゃん'は話してくれた。

私の田舎への夜行列車が廃止されて久しい。
大学時代、夏休み、冬休みと、休みになるとごとごと揺れる寝台車に乗り故郷へ。停車するたびにブレーキのきしむ音で目が覚めた。明け方、駅にはいつも母が迎えにきていた。

お母さんの想い出、あなたにはどんなものがありますか。

本日の鳥情報
ハトが2羽電線にとまっていた。そのうち一羽がもう一羽の右に行ったり、左に行ったり。そのたびに羽根をふるわせ踊っている。求愛されたハトはじっとして動かなかったが、気分が乗らなかったのでしょうか。その後どうしたか、ちょっと気になっています。

2005 5.8


Photo Diary - 船の旅 - 更新

カラッとした、爽やかな天気が続いた大型連休。

みかんの花が咲いてきた。
白くて小さな花がかわいらしい。お水をたっぷり欲しそうです。
ひと月前に植えた翁草は花が終わり、銀色のわたげになりました。

本日の鳥情報
庭に野鳥が戻ってきた。繁殖期が終わったのでしょうか。メジロやシジュウカラは小さな雛も混ざっている。元気一杯のさえずり声、それを聴くとわたしも一緒にさえずりたい気分です。
またまた、観察がたのしみになりました。

2005 5.5


春、木々は萌葱色。
赤みがかった黄色と薄緑が混ざり合い、まるで絵画を見る如く。

3月末、カツラは小さな葉をつけ始め、数週間で木は緑の葉で覆われた。カツラの葉っぱはハート型。大きなものは10cm以上もある。黄金虫の害にあった昨年。今年は?と心配したが虫の気配はゼロ。今日も寒気が流れ込み、夕方は雷雨。虫も寒くてちじこまっているのでしょうか。

昨日の列車事故、原因はスピードの出し過ぎの可能性が高いらしい。運転手の年齢が23歳、経験が浅かった、と言われているが、問題になるほどの年齢なのだろうか。JRではさっそく、若い運転手には経験豊富なベテランを同乗させることにしたそうだ。

本日の鳥情報
シジュウカラはどこへいったやら。春先、数が減り始め、ついに我が家のえさ場に来るのは2羽だけになった。巣作りの季節、おいしい虫がたくさん出てくる季節、きっといろんな事情があるのでしょう。
周囲の木はどんどん葉が繁り、観察が難しくなってきた。どこで啼いてるの?、と辺りに響く啼き声を探すのも、楽しそうです。

2005 4.26


さくら開花!と発表された今日の東京。今年はいつまでも寒いですね。

我が家のクレマチスは、昨年同様、壁一面に真っ白な花をつけました。こちらは満開宣言というところ。

いつものように病院の空き地を通り抜け、バスに乗って花屋さんへ。空き地には、見上げるほど高い松の木が2本ある。不思議な事に、松の木の根元にしめ縄。神主さんらしき人が木の周りにお酒をかけていた。もしかして、この木切られるの?
家に帰ってその話をしたら、由緒ある老木を切るときは、'たたり'を恐れてこんな儀式をするようだね、と家人から聞いた。やっぱり、、、。嫌な予感が的中して、しょんぼりでした。

興味深々だったlivedoorとニッポン放送の株騒ぎ。オープンな攻防を期待していたのに、結局裏工作の方向へ。所詮こんなものなのね、と残念でした。

2005 3.31


しとしとと雨が降る、肌寒い一日でした。

カツラの木に小さな葉がつき始めてから1週間。日増しに数が増え、さわやかな緑の葉でおおわれるのはいつ頃でしょうか。

先週末、フェリーに乗り田舎へ。川崎ー那智勝浦間は約10時間。のんびり寝ての旅は実におもしろい体験でした。
今は飛行機が大人気。十数時間で遠い異国へ、そして国内は新幹線か高速道路で移動の時代。船はせいぜい時速40kmだそうで、波に揺られ、ゆーらゆら、時には大きな波がどかんとぶつかってくる。甲板に出てみると、海は広い。春霞みでうっすら見えてきた伊豆半島や利島。景色はゆっくり、すこしずつ変わっていく。

海外の空港で、わたしはいつも錯覚に似たようものを感ずる。'ここNewYorkなの?’'ここLondonなの?'・・・
もし船旅だったら、どうなんだろう。なんだか試してみたい衝動にかられた。

本日の鳥情報
シジュウカラがめっきり少なくなり、来るのは3羽程度になった。どこへいってしまったのかな。スズメとシジュウカラの縄張り争いは、前者の勝ち。スズメって鳴き声は甘く、やさしそうだけど、態度は居座り型で図々しい。
最近やってくるようになったヒヨドリ。今日はしっかり目が合ってしまった。なかなか魅力的な風貌だった。

2005 3.28


春近しの今日、東京も雪が舞いました。

テレビや新聞をにぎわしている、'livedoor'と'ニッポン放送’の株騒ぎ。株には知識も関心もなかったわたしですが、この騒ぎ、なかなかおもしろい。予想では最高裁までいくだろう、ということだが、まったく違う世代の経営者の考えを存分に聞かせてもらいたいと思っている。

暖かくなってくると鳥の動向も変わるらしく、シジュウカラの数が減ってきた。代わりに、ベランダに鳩(ハト公害のハトではなく、ヤマバトです)が来たり、病院の空き地ではムクドリがせかせかとえさを探して歩き回っている。そういえば、このあいだはメジロが2羽やってきて(メジロは夫婦仲良しの鳥だそうです)、いまだにカツラの枝に残っている巣のまわりで遊んでいた。

ローマへ行ってから1年過ぎようとしています。腰の具合が悪く、何度か中断したホームページ作成。先週から作業を再開しました。いつ頃ネット上で見ていただけるか、まだわかりませんが、いいものを作りたいと思っています。なかなか難しくて、'html'のちいさな文字とにらめっこの日々が続きそうです。

今月末、父と母の法事があります。田舎へ初めてフェリーで行くことにしました。船はのんびり寝ての旅。でも、春の嵐だったらどうしよう、、、

2005 3.13


立春が過ぎました。にもかかわらず、この数日、寒いですね。
寒さは腰の大敵という言葉どおり、のんびり外掃除などしていると足先が凍って腰がだるくなり、やむなくソファーに横になる始末。春うらら、早く来てほしいものです。

1ヶ月前、埼玉に住んでいる妹夫婦がやってきた。庭に飛んでくるシジュウカラを見て驚きの声。'羽根の色つやが素晴らしい!1年のうちで今は一番えさがない時なの。冬場ひまわりの種をもらって食べてるからだわね。' なんだか自分がほめられたような気分でした。
最近、とても太った数羽を発見。えさの量を考えた方がいいかもしれません。ただ、空っぽのえさ入れをつついている鳥を想像すると、それは出来そうにないですね。

先週の日曜日、曇って寒い日、向島百花園に行ってみました。百花撩乱かと思いきや、梅の老木と荒れた地面に顔をだした福寿草、見るものはこれくらいで、なかなかおもしろい体験でした。なにか記念になるものは、ということでスタンプを3つ押してきました。(スタンプって腰の力がいるんですね。わたしが押してもかすれてよく見えないので、主人に押してもらいました。)

曇り空にうっすらと赤や白の花をつける梅。雰囲気があって素敵だと思うけど、わたしは梅の写真が苦手です。なぜかこの花、寂しいからです。写真マニアの人が望遠レンズで梅を写しているのが、なぜだか不思議です。
2年程前、森山大道が梅の木のある田舎の風景を撮った写真をみたことがあります。暖かそうな春の陽が輝いて、梅も元気に咲いている。こんな梅、わたしも撮りたいですね。

2005 2.19


そろそろ1月も終わろうとしています。
2日前のすこし暖かい午後、近くの公園へ散歩に。梅が咲き始め、杖をついたお年寄りが一眼レフのカメラで写真を撮っていました。去年わたしもこの辺りの梅を撮ったけど、今年はどんな角度で?と考えながら下見をしてきました。季節の巡るのは早いものです。

花壇は霜枯れですっかり寂しくなりました。寒い日が続いているので、外掃除もさぼり気味。こんな時は暖かい部屋で生け花をと、奥沢の'La Bouquetterie 'さんで黒芽ヤナギとキンセンカを買ってきました。キンセンカは別名コーヒークリームと名付けられ、昔懐かしい花とは違っておしゃれな雰囲気。黒芽ヤナギは渋い赤茶色の大きな枝で、そっと触ってみたけれど、ふんわり柔らかなネコヤナギより硬めの感触でした。花の品種改良は想像をはるかに超えて進んでいるようです。

2005 1.26


Photo Diary - お正月 - 更新

今年初めての更新は、まずPhoto Diaryから。

写真にも絶好のお天気だった三が日。初詣や都心ホテル一泊体験など、いろいろ写してみました。先日、仕上がってきたプリントを見ながら、わたしは風景写真が下手だな、、、と改めて認識。町並み、インテリア、なんとなくの日常、こういう写真の方が出来がいい。そうは思うが、やはり素晴らしい景色をみると撮りたくなる。こんな事を繰り返しながら、今年も写真好きは変わりそうにない。

次回の更新は、Park Hyatt Tokyoを予定しています。

2005 1.15


リハビリの病院からの帰り道、いつも夕陽が美しい。今日も素敵な空でした。
3時間ほどのトレーニングを終え、大通りでタクシーをひろい、西へ西へと30分。薄いブルー、ほんのりしたピンク、あるときは灼けるようなオレンジ色など、うっとりしながら眺めるのです。夕焼けが見られる限り、わたしの病院通いは続きそう。

今朝は大変冷え込んだ。鳥の水浴び場は氷が張り、シジュウカラは氷の上を歩く。いつもはひまわりの種がいくつか浮いているが、今朝はそれも凍りづけ。なんだか勝手が違うらしく、うろうろしている様がおもしろかった。

夕方のニュースによれば、東京都がハト公害で対策を練るらしい。えさをやらない事、などを呼びかけると言う。もしかしたらシジュウカラも?、と心配になった。人間本位の東京、悲しいです。

2005 1.13


新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

大晦日に降った雪が残る、2005年の幕開け。
娘の友人のノートに書いた今年の抱負、
'背骨、真っ直ぐ、気持ち柔らかく'。 

まだまだ、腰がよくならず、寒い新年に負けている日々です。体調が悪いのに、気持ちだけはゆったりと、というのは、本当に難しい。今年はこれに挑んでみよう、と思っています。

三連休、箱根に行ってきました。前々から興味のあった、村野藤吾設計(1978)のホテルに宿泊。ガウディを連想させる曲線、レトロな内装や調度品など、ぐっと気分が乗り、早朝からカメラ三昧。
曲線の建物は迷子になりやすいのか、夜更け露天風呂に行こうと思ったら、外が真っ暗で方角がわからなくなり、べそをかいて部屋に戻った。外見のよさと動き易さは相反するものなのでしょうか。それとも、わたしが方向音痴なのでしょうか、、、

雪の富士、透きとおる青い空、まるで絵のような光景。帰路、去年のお正月も行ったポーラ美術館に寄り、岸田劉生の'麗子像'を見る事が出来た。最近興味を持ち始めた岸田劉生、暇をみては食い入るように絵はがきを眺め、怖さにも似た魅力に取り憑かれている。

今年はホームページにどんな写真をのせる事が出来るでしょうか。自分自身、とても楽しみですが、皆様にも楽しみにしていただけたら、うれしい限りです。

2005 1.12